脱毛後の肌のケアについて解説します。
脱毛では肌に光やレーザーを照射するため、少なからず負担があります。そのため脱毛後の肌は不安定になっており、適切なケアを行わないと肌荒れなどのトラブルが生じる場合があります。
今回は脱毛で肌にどんなトラブルが起きるかを紹介するとともに、保湿など肌ケアの方法について説明します。
脱毛後に注意すべき「してはいけないこと」についてもまとめているので参考にしてください。
脱毛によって肌に問題が起きないために、脱毛後にした方がいい肌ケアについて解説します。
脱毛後の肌は敏感になっており、適切なケアをしていないと以下のようなトラブルが起こりがちです。
脱毛中に肌のトラブルが起こらないように予防し、良い調子を維持するためにもどんなケアをした方が良いかチェックしておきましょう。
脱毛後にした方が良い肌ケアはこちらです。
脱毛後の乾燥しやすい肌には保湿ケアをすることが大切です。
普段から保湿を行っているという人も、脱毛後は特に念入りに行うことで肌状態をよりよく保つことができます。
保湿ケアに使用するものは、特別なものでなくても問題ありません。普段のスキンケアに使用している自分の肌質に合った化粧水やクリームなどを丁寧に脱毛部位に塗布します。
VIOの保湿ケアをする場合でも、普段使用しているスキンケアアイテムで問題ありません。
脱毛後に肌がかなり乾燥して敏感になっているという人は、アルコールが含まれていないものや敏感肌用のアイテムを使用すると刺激を感じずに保湿を行うことができます。
ケアをおこなうタイミングは、入浴後で肌が清潔になったタイミングや、乾燥を感じた時に行ってください。
サロン・クリニックによっては脱毛後に使用するための保湿ケアアイテムを販売しているところもあります。
普段使用している保湿ケアアイテムでは心配という人は、サロンやクリニックで用意しているものを使用してみるのも手です。
脱毛後の肌は紫外線の刺激も受けやすくなっており、日焼けをしやすくなったり、シミができやすくなったりするほか、肌荒れを起こしやすくなるなど色々なトラブルの原因となります。
さらに日焼けをしていると脱毛時にやけどのリスクも高くなるため、脱毛後だけに気を付けるのではなく、脱毛期間中のケアとして普段から日焼けをしないように注意することが大切です。
紫外線対策としては日焼け止めの使用や日傘、帽子などの使用があります。
脱毛後の肌は炎症が起こりやすい状態になっています。炎症を鎮静させるためには冷やすケアが有効です。
夏であれば肌が温まらないように冷房を使用する、冬であればヒーターなどの暖房で脱毛部位が温まらないように避けるといった注意が必要です。
脱毛した部位に火照りやヒリヒリ感を感じた場合には炎症が起きかけている可能性があります。
冷やした濡れタオルで脱毛部位を冷やしたり、脱毛したクリニックで炎症止めの軟膏をもらっている場合は薄く塗布したりして炎症が悪化しないようケアをおこないます。
編集部Yuko
脱毛後の火照りや赤みなどは通常2~3日程度でおさまるよ!長引いているように感じた場合は脱毛したサロン・クリニックに連絡して指示に従おう!
脱毛で肌に起こる可能性があるトラブルについて詳しく解説します。
脱毛で起こるトラブルとして代表的なものには以下のようなものがあります。
脱毛後に起きやすい肌のトラブルとしては肌の乾燥があります。
光やレーザーを照射すると脱毛前よりも肌が乾燥しやすくなり、元々普通肌だった人でも肌の乾燥を感じるようになる場合があります。
また元々肌が乾燥していた人の場合、脱毛によってさらに乾燥が進行して、かゆみが出たり、ちょっとした刺激でも肌荒れが起こりやすくなってしまう場合があります。
肌がかなり乾燥している時など、あまり肌状態のよくないときに脱毛をおこなうと、肌が炎症をおこしてしまうリスクがあります。
炎症がおこると肌の腫れや火照り、赤みが生じ、プツプツとした脱毛跡や色素沈着の原因となることがあります。
炎症を起こさないためには肌状態が悪いときの脱毛を避けることが大切です。
脱毛後は肌に赤みが出る場合がありますが、通常であれば数時間~数日程度で赤みは引いていきます。
ただ、脱毛後に飲酒や運動をしてしまうなど、血行促進や体温の上昇などが起こった場合に、脱毛後の赤みが引かないといったトラブルが生じる可能性があります。
脱毛による赤みを起こさないためにも、サロン・クリニックから注意される脱毛後の禁止事項を守りましょう。
編集部Yuko
クリニックでは脱毛後に肌のトラブルが生じた場合、常駐する医師の診察や治療、薬の処方を受けることができるよ!サロンでも提携するクリニックを紹介してもらえることがあるから、異常を感じたらまず脱毛を受けたサロン・クリニックに連絡してみよう!
脱毛後に注意すべきNG行動について解説します。
普段なら当たり前におこなっていることでも、脱毛後におこなうと肌への大きな負担となりトラブルが生じるため、してはいけないということがあります。
しっかり覚えておき、脱毛後に行わないよう注意してください。
サロン・クリニックでは脱毛当日の入浴で湯船に浸からないように注意されるところが多いです。
これは、湯船につかると大幅な体温上昇や血行促進がおこり、脱毛後の肌の炎症が悪化する可能性があるためです。
脱毛当日の入浴はシャワー程度にし、湯船に浸かることは控えておきましょう。
炎症が悪化すると肌の火照りが長引いたり、赤みが中々引かなかったりということにつながります。
運動やマッサージ、サウナなども血行促進が起こり、炎症の鎮静を遠ざける可能性が高いため、脱毛後には行わないように注意してください。
脱毛後の肌は日焼けによるダメージを受けやすくなるため、長時間日に当たるような外出は注意が必要です。
海でのレジャーや山でのアウトドア、また屋外でのスポーツやイベントなどはどうしても日焼けをしやすいです。
日焼けをすると脱毛時のやけどのリスクも高まるため、日差しが強い日などは長時間の外出を避けるのが無難です。
飲酒は血行促進が起こるため、脱毛当日には控えましょう。
サロン・クリニックでも脱毛したその日は飲酒をしないようにと注意されることが多いです。
日常的に飲酒をしている人は、ついいつもの習慣でお酒を飲んでしまわないように注意が必要です。
サロン・クリニックでは脱毛の前後1~2週間程度は予防接種を控えるように注意喚起しています。
予防接種の種類によっては発熱や腫れなどの症状が起きる場合があります。
予防接種の予定がある人は、脱毛予約の際に十分に間隔をあけて予約するよう気を付けましょう。
脱毛後には再び生えてきた毛がポロポロ抜けてくることが多いため、自分で毛抜きを使って抜いてしまう人もいるかもしれません。
ただ、毛抜きを使用して毛の自己処理をすると毛根から毛が抜けてしまい、次回の脱毛時に毛根に十分な照射ができず脱毛効果が得られない可能性があります。
脱毛後に生えてきた毛が気になるという人は、その後の脱毛に影響が出ないようにシェーバーなどで自己処理を行ってください。
編集部Yuko
日焼けや飲酒は脱毛後にしてはいけないこととして紹介しているけど、脱毛前でもNGだよ!脱毛前にしてはいけないことを「脱毛サロンや医療脱毛クリニックに通うための準備とマナー!前日の自己処理や注意点」の記事でチェックしておこう!
脱毛後の肌は不安定になるため、ちょっとした刺激が原因となって、肌荒れなどのトラブルが起きてしまいます。
脱毛後は特に肌の乾燥や炎症などが起こりやすいため、保湿ケアや冷やすケアなどを意識しておこなっていくことが大事です。
また、湯船に浸かる入浴、飲酒、運動やマッサージといった日常的におこなうような行動も、脱毛後におこなうと肌へのトラブルの原因となる危険性があります。
脱毛後の肌は通常の状態ではないということをしっかり理解し、肌ケアやしてはいけないNG行動を意識してみて下さい。