脱毛は、サロン脱毛や、クリニックでの医療脱毛、自宅での家庭用光美容器で行うことができますが、コスパが良い脱毛方法はどれでしょうか。
この記事では、毛のお手入れにかかる費用と、得られる効果、お手入れの頻度からコスパについて考えていきます。脱毛のみならず、自宅での除毛クリームやカミソリでのお手入れについても合わせてみていきたいと思います。
またワキや背中など部位ごとにコスパの良い方法をチェック、実際に脱毛を経験した人が考える脱毛のコスパについてもまとめました。
料金や効果、手間のかからなさなど様々な要素からトータルで評価の高いものがコスパが良いといえます。
脱毛のコスパについて考えるにあたり、まずサロン脱毛、医療脱毛、自宅で行うセルフケアについて、費用・効果・お手入れの頻度についてまとめました。
費用 | 効果 | 頻度 | |
---|---|---|---|
脱毛サロン | 12万円前後(※1) | 抑毛・減毛 | 2週間~3ヶ月おき |
医療脱毛クリニック | 20万円前後(※2) | 永久脱毛 | 1ヶ月おき~3ヶ月おき |
家庭用光美容器 | 7万円前後(※3) | 抑毛・減毛 | 1週間~ |
電気シェーバー | 3000円~ | 除毛 | 毎日~3日に1度 |
除毛クリーム | 1000円~3000円 | 除毛 | 3日~1週間程度 |
カミソリ | 100円~1000円 | 除毛 | 毎日~3日に1度 |
毛抜き | 100円~1000円 | 除毛 | 毎日~3日に1度 |
お手入れにかかる料金でいうと、一番安く済むのはカミソリや毛抜きでのお手入れです。効果では医療脱毛が永久脱毛効果があるので一番効率的な方法です。頻度はサロン脱毛と医療脱毛が3ヶ月おきで継続しやすいといえます。
これらのバランスが良いものがコスパが良いといえるのですが、脱毛のコスパを考えるには、さらに細かな比較が必要になります。
これだけ多くの点を比較して一番コスパが良いもの、と言っても自分が理想とする脱毛が何なのかによって、コスパがいいかどうかは異なります。
脱毛のコスパを図るのに重要なのは、自分が脱毛で一番重視したい点はどこなのかを明確にしておくことです。
例えば、絶対に永久脱毛がしたい、と思っている人にとってコスパがいい脱毛は、医療脱毛クリニックでの脱毛になります。
料金を抑えて人に見られずに、肌への刺激も抑えてお手入れしたいと思っている人にとっては、家庭用光美容器や除毛クリームがコスパの良い脱毛方法といえます。
編集部Miho
人によって重視したいポイントが異なるので、「コスパが良い脱毛」も人によって違います。
それぞれのお手入れ方法がどんな人にとってコスパが良いのか、脱毛方法ごとに見ていきましょう!
脱毛サロンでの脱毛は、脱毛のプロによってお手入れしてもらえる脱毛方法です。光脱毛(フラッシュ脱毛)の光を照射していき、一定期間通う事で抑毛・減毛効果が得られます。痛み・肌への刺激とも少なく、お肌のアフターケアも行ってくれるところが多いです。
サロン脱毛は料金、効果、手間などを、バランスよく脱毛したい人にとってコスパの良い脱毛方法です。
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医療脱毛は医師や看護師など専門の技術を持ったスタッフのみが行い、永久脱毛の効果を得ることができる脱毛方法です。痛みを伴うことがある医療脱毛ですが、医療脱毛クリニックでは麻酔の使用や、照射後の肌の診察なども行うことが可能です。
医療脱毛は、永久脱毛(※4)効果を得られるので、この先の自己処理の手間を最低限に減らしたい人にとってコスパの良い脱毛方法です。
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家庭用光美容器は、人に肌を見られることなく、好きなだけ自宅でお手入れをを行うことができる(※5)脱毛方法です。セルフケアとしては費用が掛かるように感じますが、抑毛・減毛効果が得られる脱毛方法としては安く済ませることができます。
家庭用光美容器は、お家で好きな時に脱毛したいという人にとってコスパの良い脱毛方法です。
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電気シェーバーは肌に刺激を与えずに除毛することができるお手入れ方法です。カミソリなどでお手入れすると黒ずみやすいワキや、かみそり負けを起こしやすい足なども、刺激を抑えて除毛することができます。
シェーバー自体の価格が3000円前後から売られていて電池で動くので、コストを抑えてお手入れできます。
眉毛用のシェーバーは腕や足などにも適していますし、VIOなどは専用のコームが付属したシェーバーが売られています。
電気シェーバーは、お手入れの費用を抑えて、肌への刺激を最低限に除毛したいという人にとってコスパの良い方法です。
除毛クリームは、除毛成分が入ったクリームを肌に塗って毛を溶かし除毛するお手入れ方法です。毛を溶かしているので、毛先が丸まって次に毛が生えてきた時にチクチクしないというメリットがあります。
自宅で行うセルフケアでの中ではお手入れの頻度は少なく、3日~1週間程度に1回の使用が一般的とされています。(※6)
薬剤を使用するのでパッチテストが必要になりますが、肌に合えば大きめの範囲でもまとめて除毛できるので、お手入れがスムーズに進められます。
除毛クリームは、セルフケアで大きな部位もまとめて除毛したいという人にとってコスパの良い方法です。
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カミソリや毛抜きは、お手入れ方法の中では一番コストを抑えられますが、できるだけ避けてほしいお手入れ方法です。
カミソリは毛だけでなく、皮膚もそいでしまい、カミソリ負けを起こしてしまう場合があります。使用頻度も毎日使用することが想定されるので肌への刺激がかなり強い方法です。
毛抜きの場合は、毛を強く抜き取るので毛根を痛めて、埋没毛などになるリスクや、毛穴に細菌が入ってしまう場合があります。
毛のお手入れ方法として一番、手軽に利用されることがある方法ですが、コスパという面から考えてもデメリットが多く極力避けたほうが良いでしょう。
脱毛部位ごとに、本当に脱毛したほうが良いのかどうか、脱毛のコスパについて考えていきます。
ワキ脱毛のメリットは明らかです。
脇毛は、肌を露出しない冬ならまだ多少手抜きもできますが、暖かくなってくると毎日の手入れが本当に面倒ですよね。気になる毛を放っておくのは論外だし、かといって自己処理を頑張りすぎてカミソリ負けして皮膚が黒くなったりすることも。そうかと思えば、毛抜きでやりすぎて埋没毛になったりと、誰もが大なり小なりこの面倒臭さと直面しているはずです。
ワキ脱毛はその面倒臭さから解放してくれるのだから、多少の出費は安いものではないでしょうか。
最近は昔に比べて脱毛の費用もかなり安くなりました。
ワキは脱毛範囲が狭いので、サロン脱毛でも医療脱毛でも、比較的手ごろな価格で脱毛を行うことができますし、ワキ脱毛のコースを終えた後の手間のかからなさを考えると、コスパが高い脱毛部位です。
背中は自分で処理できない部位の最たるものですよね。パートナーに手伝ってもらって定期的にケアするなど、何か対策を考えないといけないですし、それでも自分のやりたいときに思うようにできないストレスはずっとついて回ります。多くの女性が放置している部分でもあり、同時に多くの男性がこっそりチェックしている部分でもあります。
実は「背中のみの部分脱毛」はコスパの点から考えると、あまりオススメできません。脱毛サロンでは光脱毛が主流ですが、光脱毛は色の濃い毛によく反応するので、薄い産毛がほとんどの背中だと、効果がわかりにくいというデメリットがあります。
また、海やプールに行く夏ならばまだしも、他の季節に背中そのものを露出する機会はあまりない生活を送る人がほとんどで、その点においても背中脱毛のメリットには少し疑問符がつきます。
しかし背中が開いた服装を好んで着る場合、美しい背中はきっと絶大な威力を発揮するでしょう。
「背中のみの部分脱毛」というよりは、例えばキャンペーンを利用して他の部位のついでに脱毛してみたり、あるいは全身脱毛のコースに含まれる分には、やって損のない部位だと思われます。
ピンポイントでやりたい部位が決まっている人にとっては、部分脱毛はコスパの良い脱毛方法と言えます。
気になっているヒザ下だけ脱毛したい、腕の毛だけ脱毛したい、という人は1部位だけの脱毛をすることでコストを抑えて脱毛することができます。
ただし、1部位ずつ脱毛して最終的に複数の部位を脱毛しようと考えている人にはコスパの悪い方法です。
1部位の脱毛料金はセットに比べて割高になるので、部分脱毛で複数部位の脱毛をすると最終的にかなり高額になることもあります。
自分の脱毛したい部位が明確で、それ以上脱毛をしないと決めているのであればコスパが良い方法です。
全身の毛が気になっている場合、自宅でのセルフケアではかなりの時間と労力を消費します。除毛でのケアの場合、お手入れはずっと継続していかなくてはいけないですし、手の届かない部位のお手入れも大変です。
そういった意味から永久脱毛効果のある医療脱毛や、一定の減毛・抑毛効果が得られるサロン脱毛での全身脱毛は大変コスパの良い方法と言えます。
全身脱毛は基本の脱毛メニューなので、大体のサロンやクリニックで用意されています。全身丸ごと脱毛するため、脱毛部位が少ないメニューと比べると料金は高くなりますが、1部位あたりの料金で考えると部分脱毛より割安です。
脱毛したい部位が複数あるという人にとって全身脱毛はコスパの良い脱毛方法です。
なかなか時間が取れないOLや子育てに忙しいママたちは、一体どのような工夫をして毛のお手入れをしているのでしょうか。
今回は「コスパ」をテーマに、当サイト編集部が聞き取り調査をしてきました。自分でケアするのかいっそ脱毛してしまうのか、果たしてどちらの方がコスパがいいのか、いろいろな脱毛経験者に意見を聞いてみました。
みなさん、それぞれの希望や状況に合わせて、脱毛方法を合理的に工夫していることが見えてきました。
Aさん(30代前半、子供2人)の声からご紹介しましょう。
Aさん(30代前半、子供2人)
今は子育てに集中しているので、自分に割ける時間が本当にないんですよね。でも、新婚の頃にワキとヒザ下を脱毛してたお陰で、薄着になると目立つ脇や足の毛は、自分でお手入れしなくてもいいので助かってます。
実は新婚のときに隣に住んでた先輩ママさんのスネ毛が、遠目から見てもわかるくらいに伸び放題だったんです。子供ができたら自分もこうなるのかなぁって思うと不安で、ダンナにお願いして脱毛サロンに通ったんです。今は、たまに時間に余裕がある時に軽くセルフケアするだけで、ほとんど何もしてないので、脱毛のコスパの良さを実感しています。それでもママ友たちからは、いつもきれいにしてるねって結構評判がいいんですよ
Aさんは、子育て前に脇やヒザ下などを部分脱毛したおかげで、毎日、毛の自己処理をすることなく子育てに専念できるようになったということです。子供を授かると忙しくなって時間も取れなくなることを想定した上での脱毛はとても合理的な考え方だと思います。
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続いて、仕事が忙しくて毎日大勢の人と会っているBさん(20代後半、独身)は、最近脱毛をはじめたという事です。
Bさん(20代後半、独身)
足や眉など人から見える箇所の毛のお手入れはエチケットだと思っているので、毎日当たり前に処理してますし慣れてしまっているので全くストレスにはなりません。
ただし、自分でお手入れがやりにくい箇所はプロにお任せした方がいいのかなと思っていました。
特に困っていたのは背中とうなじなんですけど、実は最近、脱毛サロンに通いはじめたところなんです。自分ではうまくできなかった部分なので、プロに脱毛してもらえるのは本当に助かっています。
私の場合は、部位によって脱毛のコスパの評価が違うかなと思います。
自分でも簡単に処理できる部位とプロに任せた方がいい部位をみきわめて、上手に使い分けることにより、脱毛にかかるトータルのコストを下げるというのがBさんの脱毛「コスパ」理論のです。
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次にご紹介するのは、少し優柔不断なところがあり脱毛の際も遠回りしてしまったと言うCさん(30代後半、独身)です。
Cさん(30代後半、独身)
もう結構古い話になってしまうんですけど、もともとは友達の紹介で脱毛サロンに通い始めたんです。ワキがカミソリ負けして黒ずんでたのを気にしてたので、キレイになってすごく嬉しかったですね。
でもワキがキレイになったら次はスネの毛が気になってきて、あと私の性格的に腕も脱毛したくなるだろうと思って、少し予算を増やしてヒザ下とヒジ下も脱毛したんです。あの頃はまだお金もそれほどなかったんで、キャンペーンとかいろいろ調べました。
最終的にはVIO脱毛も行ってようやく満足できたのですが、部分脱毛を繰り返してしまったせいでトータルでは結構お金使ってしまいました。
気になる部位だけコスパよく脱毛しようと思っていたんですが、優柔不断な私の場合は逆にコスパが悪いという結果になってしまいました。
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結局、脱毛における「コスパ」とは何なんでしょうか。現在の日本で、毛の自己処理を全くしないという人も一部にはいるのかも知れませんが、ほとんど全ての女性が何らかの形で体毛と向き合って生きているわけです。
人それぞれに体毛の生え方も濃さも異なるわけですから、アプローチの仕方も人それぞれです。カミソリだけで充分の人もいれば、しっかり脱毛したい人もいます。そこを読み違えると、結果的に「低コスパ」なケアとなってしまいます。
ピンポイントで部分脱毛し、あとは自分で処理するのも良し、あるいはいっそ思い切って全身脱毛でスッキリしてしまうのも良し。
ただ、ひとつだけ言えることは、『同じ脱毛するのなら、早い方が断然コスパが良い』ってことです。長い目で見た場合、早ければ早いほど自分で処理する時間を節約できますし、若ければ若いほど海やプールなど露出の多い場所でアクティブに遊ぶ機会も増えるでしょう。
もしまだ脱毛未経験で、毎日のケアを億劫に感じているなら、ぜひ一度ご検討を。毎日を明るく笑顔で過ごすことができますよ!