痛みの出にくい光脱毛が主流になり、低価格化も進んできた脱毛サロンでの脱毛。体毛に悩みを持つ子ども向けのコースが用意されている脱毛サロンも増加してきています。
キッズ脱毛の必要性に疑問を感じる人もいるようですが、需要があるからこそのサービスです。
どんな場合に活用されているのか、キッズ脱毛を利用する際の注意点や何歳からスタートすれば良いかについても解説します。サロンごとの脱毛がおこなえる年齢についても紹介しているので参考にしてください。
子どもの体毛の量や生え始める時期は人によって差があります。特に体が急速に成長する時期には、今まで生えていなかったワキの毛に恥ずかしさを感じやすいです。腕や脚の毛深さも、隠すことの難しい部位だけに、深く思い悩む原因になります。人との違いに厳しい子どもの社会では、場合によっては体毛が深刻な悩みに発展する場合もあります。
大人以上に着替えなどで肌を他人に見せる機会が多いのも、体毛で悩むきっかけの1つです。親が体毛の悩みとしっかり向き合っても、「脱毛」という手段が思い浮かばなかった人も多いのではないでしょうか?
しかし年々、脱毛の価格が全体的に低下するとともに、脱毛することそのものが一般化してきました。それにともなって子供が利用できる脱毛プランも増えてきました。
成長時期の個人差で生じる悩み以外にも、子どもの脱毛が必要となるケースはあります。バレエや水泳など、露出の多い恰好でレッスンを受ける場合、身だしなみの一環として子どもが体毛の処理をする場合があります。体質によっては、繰り返す自己処理が肌の負担になり、カミソリ負けや肌荒れが起こってしまう場合もあります。
カミソリによる肌への刺激を避ける1つの方法として子供向けの脱毛があります。対象年齢はサロンによって異なりますが、10歳未満の子供にも対応している店舗も存在します。全身脱毛というよりも、ワキや足といった体毛の目立ちやすい部位に限定して脱毛するケースが主流です。
バレエなどの習い事でプロを目指していたり、アスリートを目指して水泳などのスポーツに取り組んでいる子どもは、カミソリによる自己処理の頻度が多い場合もあるため、脱毛サロンの子供向けプランが選択肢の一つとして有効な場合もあります。
子供の脱毛はいつ頃から始めるのが良いかについて解説します。
子供の脱毛を検討する中で「何歳から脱毛をスタートするのが一番良いか」「早すぎると問題が起きないか?」といった点は気になるポイントです。
ここでは脱毛サロンごとの脱毛開始が可能な年齢を紹介し、スタートするのに妥当な年齢について考えていきます。
サロンごとの脱毛がおこなえる年齢をまとめました。
サロン | 年齢 |
---|---|
銀座カラー | 16歳以上 |
ラココ | 年齢制限なし (小学1年生くらいから可能) |
ストラッシュ | 10歳以上 |
キレイモ | 年齢制限なし |
シースリー | 17歳以上 |
脱毛ラボ | 年齢制限なし |
恋肌 | 15歳以上 |
当サイトで掲載している脱毛サロンでは脱毛がおこなえる年齢を15~17歳ごろに定めているサロンが多くありました。
また年齢制限を設けていないサロンも少なくありませんでした。
年齢制限を設けていないサロンが多いことからも、サロンでの脱毛を早いうちからスタートすることで体に大きな問題が起こるわけではないことがわかります。
脱毛を早い年齢から行うことは可能です。
ただ注意したいのは、毛の増減はホルモン状態によって変化するケースが多いため、思春期を迎えた子供はホルモンバランスの変化によって毛の状態が大きく変わる可能性があるという点です。
仮に10歳未満のうちに脱毛をスタートし、プランが終了してある程度毛が減ったとしても、10代あたりで思春期を迎え、ホルモンバランスが大きく変化したことにより、再び毛が生え始める可能性がないとはいえません。
一方で思春期をすぎて、ホルモンバランスが安定してきたころに脱毛を開始すれば、ホルモンバランスの大きな変化による毛の再生を回避することができると言えます。
脱毛がおこなえる年齢を15歳~17歳程度に設定しているサロンも多いですが、それは身体の変化が安定する時期を目安にしていると考えられます。
子供の体毛が脱毛で減った後に、体の成長に伴って毛が再生し、また脱毛に通うことになるのを避けたいという人は、子供の体の変化がある程度落ち着いてから脱毛を始めさせるのも手です。
一般的な光脱毛の痛みは「ゴムではじかれるような痛み」と例えられることが多く、部位による違いや個人差はありますが、大人でも痛みを感じる場合があります。脱毛サロンでは、子どもの肌に合わせて出力を低く設定して照射することが可能なため、標準的な出力より痛みを少なくすることができます。感じ方はそれぞれなため、一度試してみた上で、続けるかどうか親子で相談すると、不安を減らして脱毛を始めることが可能です。
痛みを感じない脱毛機を採用しているキッズ対応サロンもあるので、痛みが気になる時には利用を検討するのも手です。脱毛を始めて自己処理の頻度が減ってお手入れがラクになるくらい脱毛効果を感じた場合でも、しばらくすると再び毛が生えてくるということがあります。これは身体の変化に伴って起きることもあり、子供の成長期においては少なくないため、毛が再び生えてしまった場合は脱毛を再開する必要があります。子どもが脱毛サロンに通うにあたっての、最終的な判断は親がすることが多いですが親が主導で脱毛することは、なるべく避けた方がいいと考えられています。
脱毛サロンによっては子ども自身が体毛を気にしていてなんとかしたいと思っており、なおかつ本人が脱毛について理解していることを前提に、本人に直接意思確認がとれなければ脱毛をしないという方針のところもあります。まずは親子でしっかり話し合った上で、脱毛サロンのカウンセリングを受けるようにする必要があります。
脱毛は体毛の悩みがある子どもにとって悩みを改善するために有効な手段の一つですが、身体に全く負担がないわけではありません。まずは電気シェーバーや体毛の自己処理用のグッズなど、肌への負担が少ない方法を取り入れてみてから脱毛についても検討してみてください。