毎日面倒なヒゲのお手入れをラクにしたい、露出して恥ずかしいすね毛やワキ毛をどう処理したらいいかわからない、など男性でも毛のお手入れに悩まされている人は多いもの。
この記事では男の毛のお手入れ方法を全て紹介!処理方法の特徴やどんな部位に向いているのかなどを解説していきます。
まずは脱毛が行える方法を紹介します。脱毛は毛の毛根や、毛を生やすバルジ領域などに熱を加えて抑毛・減毛・永久脱毛などを行うお手入れ方法です。
医療脱毛クリニックや美容皮膚科などで行う脱毛方法で、医療レーザーを使用した脱毛方法です。
レーザーの照射は医師もしくは看護師が行う医療行為で、脱毛の効果も高いですが、脱毛時に痛みも伴います。
医療行為なので麻酔の使用が可能ですが、料金や取り扱いの有無はクリニックによって異なります。
効果の高い脱毛とはいえ、毛をなくしていくためには数回の照射が必要になります。脱毛に通うペースはクリニックによって異なりますが、一般的には1ヶ月から2ヶ月おきに通い、短くても1年程度の期間かけて脱毛を行っていきます。
頻繁にお手入れが必要になるヒゲや、自分で処理するのが難しい陰毛や陰茎部、陰嚢などの毛のお手入れに適しています。
永久脱毛効果が得られるので、ヒゲのような処理が頻繁で面倒な部位は医療脱毛が向いています。
またデリケートなVIOラインのお手入れは、アフターケアも行ってもらえるクリニックでの医療脱毛が向いています。
男性が利用できる医療脱毛クリニックはこちらに掲載しています。
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医療脱毛には、医療レーザー以外にニードル脱毛と言って針を使用した脱毛方法もあります。医療レーザーよりもさらに脱毛効果が高い脱毛方法ですが、毛穴に針を差し込んで脱毛する方法なので、レーザーよりも強い痛みを伴います。
広範囲のお手入れではなく、眉毛など凹凸がある部分的なお手入れの際に使用する方が多いお手入れ方法です。ニードル脱毛は白髪や金髪の脱毛も可能なので、レーザーで残ってしまった部分のお手入れなどに使用される場合もあります。
脱毛サロンやエステサロンで行うエステ脱毛(美容脱毛)は、フラッシュの光を当てて脱毛を行う方法で、光脱毛とも呼ばれます。医療行為ではなくエステティシャンによる美容行為です。
医療脱毛と比べてコストを抑えられることや、痛みが控え目であるというメリットがある一方で、永久脱毛効果はなく、得られる効果は減毛効果・抑毛効果までとなっているため、通うのをやめてしまうとまた毛が生えてくるというデメリットがあります。
毛のお手入れをできる限りラクにしたいと考えている人には不向きですが、痛みが苦手な男性には適した方法です。
痛みが少ない脱毛が行えるので、広範囲のお手入れに適しています。
逆にデリケートな部位である陰毛や陰茎部、陰嚢などは行っていない脱毛サロンも多く、お手入れができる部位が限られてしまう場合もあります。
男性が利用できる脱毛サロンはこちらに掲載しています。
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家庭用光美容器は、自宅で好きな時にサロンやクリニックと同じ方式の光美容器でお手入れができる処理方法です。
家庭用光美容器は誰でも危険なくお手入れができるようにパワーを抑えてあるため、脱毛の効果も控えめ、しっかりと効果を得るためには継続していく必要があります。
家庭用光美容器のメリットは、自宅で脱毛サロンや医療脱毛と同じ種類の脱毛が行える点や、いつでもお手入れできる点、エステやクリニックに行くよりも料金を抑えることができる点です。人に見られずに脱毛効果を得たいという男性にも向いています。
しかし日々のお手入れをラクにしたいと考えている男性には不向き、定期的に自分でお手入れが必要になり、全身に照射するとかなりの時間が必要になります。また永久脱毛効果を得ることはできず、得られる効果は抑毛効果・減毛効果までです。
すね毛やワキ毛、腕の毛、胸毛など手の届きやすい部位のお手入れに適しています。
ヒゲや、陰毛や陰茎部、陰嚢などのVIOのお手入れはできない家庭用光美容器もあるため、購入の際にお手入れしたい部位に使用できるかを確認する必要があります。
また手の届かない背中やお尻などは、自分でお手入れするのが大変なため適していません。
男性向け家庭用光美容器についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▶ メンズ向け家庭用脱毛器おすすめ5選!すね毛・VIO・顔に効果ある?
ヒゲに適した家庭用光美容器についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▶ ヒゲに効果のある家庭用脱毛器3選!自宅で脱毛が行える男性向けおすすめ機種
プロの手を借りなくても、自宅で行う自己処理で面倒な毛のお手入れを済ませたい!そんな男性にいくつかの自宅でできる自己処理方法を紹介します。
男性の自己処理で一般的なのが電気シェーバーやトリマーを使用したお手入れ方法です。
シェーバーやトリマーのメリットはいつでも好きな時に好きなだけ毛の処理ができるという点です。
部位専用のシェーバーやトリマーを使用することで、毛を全て剃ってしまうのではなく、梳いて薄くしたり、長さを短くしたり、デザインしたりすることもできます。
ヒゲ、ワキ、すね毛など手の届く範囲のお手入れに適しています。
ヒゲは専用の電気シェーバーが多数売られていますし、すね毛もかみそりがついたすね毛専用の梳き櫛などが販売されています。
ドラッグストアや薬局、楽天などで市販されている除毛クリームは生えている毛を特殊なクリームで溶かして除毛するお手入れ方法です。
男性専用の太い毛に対応した除毛クリームも売られています。
簡単に使えて素早くお手入れできる除毛クリームですが、毛を溶かしてしまう薬剤を肌に塗るので、肌が弱い人や敏感肌の人は、肌荒れなどを起こす場合もあります。
また除毛クリームでは除毛効果しか得られず、除毛後一定の期間がたつとまた毛が生えてきてしまうので、定期的なお手入れが必要になります。
除毛クリームはすね毛、ワキ毛、胸毛などに向いています。
ヒゲや陰毛や陰茎部、陰嚢などのVIOのお手入れには使用できない除毛クリームもあるので、自分がお手入れしたい部位に使用できるものを購入してください。
男性向けの除毛クリームの選び方や効果についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ブラジリアンワックスは専門のサロンもありますが、ここでは自宅で行うワックス脱毛について話していきたいと思います。
ワックス脱毛は溶かしたワックスを毛に塗布して、専用シートを貼り付け固まったところで一気にはがすお手入れ方法です。ワックスに絡んだ毛をシートごと抜き去って処理します。
ブラジリアンワックスは毛を毛根から抜き去るお手入れ方法なので、時間がたつとまた毛が生えてきますが、毛根から抜いている分、効果が長く続き2~3週間は毛のない状態をキープできます。
また、毛を抜き取ることで、次に生えてくる毛の断面が細く柔らかくなるというメリットもあります。
物理的に抜いているので、抜く時に痛みを伴う事や、ワックスの成分が合わず肌荒れなどを起こす場合があります。
ワックスの種類によっては、固形のワックスを温めて温度調整をしながら使用する難易度の高いものもありますが、現在は常温でもワックスが溶けていてジャーに入っているタイプのワックスや、シートタイプのワックスシートなどが売られていて、手軽にワックス脱毛をすることができます。
市販されているワックスは基本的に顔以外のすべての部位に使用することが可能となっています。
顔への使用はできないので、ヒゲの脱毛に利用できない点は残念。
女性も男性も使用可能な肌に優しいワックスがあり、Vラインなどデリケートな部位に使用する場合に適しています。
毛の脱色は、生えている毛をそのままにして、ブリーチするお手入れ方法です。毛を抜いたり剃ったりすることなく、見た目の印象を変化させることができます。
脱色するお手入れ方法は、毛自体を抜いたり剃ったりすることなく毛の色を変えることで、毛量の印象を変化させてくれます。かみそりなどによる肌への刺激はありませんが、肌が弱い人や敏感肌の人は、脱色剤自体が肌に刺激となって肌荒れなどを起こす場合があります。
実際には毛自体がなくなったわけではないので、光の加減できらきらと毛が目立ってしまったり、触った時の感触は変わりません。
脱色は毛のお手入れ方法の中ではマイナーな手段なので、商品のバリエーションが少なく、店頭で売っていない場合もあるので、ネット通販などで購入する必要があります。
脱色は腕やすね毛のお手入れに適しています。
脱色剤はあまり多くの部位に使用することができないので、使用できるのは基本的に腕と足のみとなっています。
毛抜きは専用のピンセットを使用して毛1本1本を抜き取るお手入れ方法ですが、あまりおすすめできない処理方法です。
男性が毛抜きを使用して毛を抜く部位として代表的なのが、目につきやすいヒゲです。毛抜きを使用すれば、気になっていた1本を抜き取ることができますが、肌への影響を考えるとおすすめできない方法です。
毛抜きで毛を抜くと毛穴や毛根に強い刺激が加わり、時には血が出てしまう事もあります。特にヒゲのように太く強い毛は抜くのに力が必要になるので、より刺激が強くなります。
ブラジリアンワックスも抜くという意味では同じですが、こちらはワックスの温かい熱が加わって毛が抜けやすい状態にしているので、毛抜きで抜くのとは刺激のかかり方が異なります。
毛抜きでヒゲを抜いたら皮下組織が一緒にはがれてしまったなんてこともありえるので、できるだけ避けたいお手入れ方法と言えます。