気になる足や腕の毛などの体毛を薄くする方法を紹介します。
“体毛が気になるので目立たなくしたい”、“体毛が悩みだけれど毛を全部なくしてしまうのは不自然”、という人もいるのではないかと思います。
ここでは、体毛を薄くして自然に目立たなくさせる方法を紹介し、それぞれの方法の特徴や必要な費用の目安を説明していきます。
中学生や高校生が自分で体毛を薄くする処理方法や、男子のすね毛や腕の毛に向いている処理方法についても解説します!
体毛を薄くする方法はいろいろありますが、ここでは自宅でおこなう処理方法をメインに説明します。
体毛を薄くするセルフケアの方法には、毛をすいて毛量を減らす方法、脱色して毛を薄く見せる方法、家庭用光美容器を使う方法があります。
バリカンやカミソリはわかるけれど、ボディトリマーやヒートカッターってどんなもの?と思う方もいるかもしれませんね。
ボディトリマーは体毛を刈るための電動シェーバーで、ヒートカッターとは熱で毛を焼き切るタイプのカッターです。
それぞれのアイテムの使い方や特徴について、後ほどくわしく説明します。
毛量を薄くするのではなく、毛の色を薄くするという手段もあります。脱色クリームを使って毛の色を薄くするのが一般的です。
毛量を薄くする・毛の色を薄くする以外も、家庭用光美容器※をつかって体毛を薄くできます。
家庭用光美容器は、自宅にいながら脱毛サロンなどと同じしくみの減毛や抑毛がおこなえるアイテムです。
それぞれの方法について詳しく解説します。
体毛のボリュームダウンを自宅でおこなえる方法を紹介します。
ふさふさとした体毛の量を減らすだけで、毛が処理前より目立たなくなります。
体毛をすく作業はあまり手間がかからないこと、購入費用がそれほど高くないこと、肌にほとんど負担を与えないことなどが、毛をすいて薄くする方法のメリットです。
毛を刈る時の長さを調整できるバリカンを使って、体毛を薄くすることができます。
バリカンという商品名で探すと、主に男性向けが案内されます。
女性がバリカンを探す場合は“女性用シェーバー”で探してみて、毛の長さを選べるアタッチメントが付属しているものをチェックしてみてください。
毛の長さを調整できるアタッチメントがついているタイプのバリカンは、残す体毛の長さを決めて処理することができます。
体毛の長さを均一に整えられるのがバリカンを使った処理方法の良い所です。
バリカンでそろえることのできる体毛の長さは0mm~12mmなどから選べますが、男性のすねなどで自然な仕上がりを目指すのであれば6mm~9mmに設定してみてください。
バリカンを使用すると、刈った毛が周囲に飛び散るので、浴室など毛が散ってもよいところで使用します。
はじめは長めに毛を残すアタッチメントを使い、毛の流れに逆らうように刈っていきます。全体のバランスを見ながら短めのアタッチメントへと順を追って使用するのがコツです。
ヒザやヒジの周りなどはデコボコしているので、ゆっくり慎重にバリカンを使います。
バリカンで刈ったあとの毛は、短くするほどチクチク・ジョリジョリしてしまうことがあります。太くてしっかりしたすね毛などは短くしすぎると、衣類の繊維から飛び出してしまうことがあります。
編集部Miho
浴室でバリカンを使用する場合は毛をぬらさないように注意!毛がぬれた状態では、バリカンに毛が絡まってしまうことがあります。
アタッチメント付のバリカンの価格は2,000円~4,000円前後で、家電量販店やホームセンター、ネット通販などで購入できます。
すきカミソリとは、くし(コーム)にカミソリの刃が合体したようなアイテムです。
メーカーによって、次に紹介するボディトリマーと同じ扱いとなっているものもありますが、ここでは電化製品ではない、シンプルなくし+カミソリのタイプを紹介します。
すきカミソリは、くしで毛をとかしながら、カミソリで毛を間引いて刈りこむことのできるアイテムです。
すきカミソリの使い方はくしで毛をとかすだけなので簡単です。毛流れにさからうように肌表面に滑らせるようにして毛をすきとり、肌に当てる角度を変えることで毛の長さを調整できます。
肌に刃が当たることがないので、肌を傷めることはありません。
すきカミソリは、500円前後で買いやすく、通販やホームセンターなどで購入できるほか、100円ショップにも置いてあることがあります。
何度も使っていくうちにカミソリの刃が傷んでくるので、定期的に買い替える必要があります。
ボディトリマーとは、体毛を刈りこんで整える(トリミングする)アイテムです。
すきカミソリと同じものを指すことがありますが、ここでは電化製品である電動ボディトリマーを説明します。
メーカーによって、ボディグルーマーと呼ばれている場合もあります。
ボディトリマーはバリカンと同様に男性向けの商品が多いため、女性用を探す場合は“レディースシェーバー”の中からボディートリミング用のアタッチメントが付いているものを選びます。
バリカンに似たものやT字型のカミソリのようなもの、I字型のコンパクトなものなどさまざまなタイプがあります。
ボディトリマーは毛を刈る長さを調整できるアタッチメントにより、毛をすいてカットすることが可能です。
バリカンとの違いはボディ専用であることで、手足やワキ、VIO(アンダーヘア)などの処理に対応している点が挙げられます。
ボディトリマーのアタッチメントは毛を残す長さを0mm~12mmなどから選べますが、男性の脚であれば6mm~9mmに設定すると自然な仕上がりになります。
編集部Yuko
ボディトリマーは電動のアイテムですが、防水機能がついているものを選ぶと浴室で使えて水洗いができるので便利です。
ボディトリマーは3,000円~10,000円ほどの商品が多く、通販や家電量販店などで購入できます。
コストをかけずに体毛を薄くする方法として、ハサミ・すきバサミを使うという手段があります。
自分で思うようにカットしていける上、自然な薄さに仕上げることができますが、バランスよくカットするにはそれなりのテクニックが必要かもしれません。
ハサミやすきバサミは誰でも使えるアイテムですが、均一に毛を薄くすることは難しく、つい切りすぎたり、長さがそろわなかったりしがちです。
足など広い範囲の部位は、カットするのに手間や時間がかかるのも難点です。
すきバサミを使う場合、毛がひっかかってしまい痛い思いをすることがあります。
ハサミの刃を肌に当ててしまわないように気をつけて使いましょう。
セルフカット用のハサミやすきバサミは、ホームセンターなどで、500円~1,000円ほどで買うことができます。100円ショップで見つけられることもあります。
ヒートカッターとは、熱で毛を刈り取って体毛を薄く処理できる電化製品です。ヒートカッターを使うと刈った毛先が丸くなり、チクチクとした手触りが抑えられることが最大の特徴です。
カミソリやハサミを使って体毛を薄くしたけれど、切った毛先がチクチクして気になる・衣類から飛び出て不快、という場合には、ヒートカッターを使うという手段もあります。
ヒートカッターはくし(コーム)の歯に発熱線が挟み込まれていて、毛を熱でカットするしくみになっており、毛をくしでとかすだけで使えます。
VIO(アンダーヘア)やワキの処理を目的とする商品が多く見られます。
肌に刃や熱が当たることはほぼなく、肌への刺激や負担は少ないのですが、熱で毛をカットするのに少々時間がかかります。また、毛を焼き切る焦げたにおいが気になる人もいるかもしれません。
ヒートカッターには男性用・女性用の商品があり、携帯に便利なコンパクトサイズのもの、シェーバーのような大きめのもの、電池式・充電式などバラエティーに富んだラインナップがあります。
ヒートカッターは2,000円台のものもあれば10,000円以上のものもあり、価格に幅があります。通販で購入できるほか、家電量販店に置いてある場合があります。
脱色クリームにより体毛を脱色すると、毛が金色や薄い茶色に変わって目立たなくなります。
脚や腕など、濃い体毛は気になるけれど、毛がまったくなくなってしまうことに違和感がある場合に脱色クリームがよく使われています。
脱色クリームの使い方や効果を説明します。
脱色クリームは、脱色したい部位の肌にクリームを塗り、時間をおいて洗い流して使います。脱色したあとは、保湿などのスキンケアをおこないます。
男性用と女性用があり、配合されている成分量などに違いがあります。
脱色クリームは肌に直接塗るものであり、肌に刺激や負担を与えるものなので、使うたびにパッチテストをおこなうようにします。メーカーによっては、敏感肌用のタイプが用意されています。
脱色クリームを使うと、体毛は薄い茶色や金色に変わります。体毛の量や長さが変わることはありませんが、手や足の場合は、これだけで毛がかなり目立たなくなります。
商品により、敏感な部位などは脱毛クリームが使えない場合もあります。独特のツンとくるにおいがある商品もあるので、においが気になる場合は無臭タイプのものを選んでください。
脱色クリームはドラッグストアなどから購入でき、1000円前後と中学生や高校生でも手の届く価格帯で販売されています。
家庭用光美容器を使って毛を薄くする方法を説明します。家庭用光美容器を使うことで、時間をかけて毛量を調整していくことができます。
家庭用光美容器は、自宅にいながら脱毛サロンや医療脱毛クリニックのような体毛のお手入れができるアイテムです。
機種により毛根にアプローチすることができ、毛の成長を遅らせるような効果を得られます。
家庭用光美容器は光を肌に当てて使います。ピッと光を照射するだけなので、使い方は難しくありません。
説明書にある使う頻度や照射時間を守って使い、使用後はクールダウンや保湿のスキンケアをおこないます。
1回の使用で毛の薄さを希望通りにするものではなく、カミソリなどのように毛をすぐに薄くする即効性はありませんが、定期的に使用することで希望の毛量に近づけます。
家庭用光美容器を使い続けることで次の毛を生えにくくする効果を得るには、フラッシュ式の光美容器か蓄熱式レーザーを使用した家庭用光美容器を選びます。
編集部Miho
家庭用光美容器を使う際は、前日~2日前くらいに照射する場所の毛を剃り落す必要があります。
体毛を薄くしたいけれど、一時的にしっかり剃ってしまうことに抵抗がある場合は、家庭用光美容器の使用は見合わせた方が良さそうです。
家庭用光美容器は方式の違いなどにより価格に幅がありますが、公式サイトなどを使って3万円から10万円程度で購入できます。
最初の購入費用は安くはなく、商品によっては消耗品のコストがかかるものもありますが、一度購入すれば自宅で何度も使用することができます。
家庭用光美容器の失敗しない選び方はこちらの記事を参考にしてください。
▶おすすめ家庭用脱毛器ランキング紹介!自宅でできる脱毛器の脱毛効果と頻度は?
編集部Yuko
このほか、体毛を薄くするといわれているアイテムの1つに抑毛ローションがありますが、抑毛効果が得られるかがはっきりしていないため、ここでは紹介しませんでした。
脱毛サロンと医療脱毛クリニックで手足などを脱毛をするときの料金についてまとめた記事はこちらです。
▶脱毛部位の料金を解説!サロンとクリニックの回数プランや照射範囲について
中学生・高校生が自分で体毛を薄くする場合のポイントとして、費用があまりかからないこと、肌への刺激が抑えられていることが挙げられます。
毛量を減らすだけ・毛の色を薄くするだけであれば、親や周りの人たちに毛を処理したと知られずに体毛を目立たなくできそうですね!
おこづかいで購入できそうな価格帯でいえば、500円程度のすきカミソリから数千円のバリカン・ボディトリマーなどがあります。これらは、肌に影響も少なく使いやすい商品です。
女性であれば、レディースシェーバーの中で毛の長さを調節してカットできるアタッチメントが付いているものを探してみてください。
100均で買えるすきカミソリやすきバサミを使ってトライしてみて、今一つだったらもう少し高価格のアイテムを使ってみる…などということもできそうです。
伸びはじめの毛のチクチク、ジョリジョリした感覚が気になるなら、ヒートカッターを使ってみても良いでしょう。
家庭用光美容器に興味のある中高生の方は、こちらも参考にしてください。
▶自宅で脱毛したい中学生・高校生におすすめ!家庭用脱毛器の選び方
男性の足の毛や腕の毛を薄くするポイントとして、濃くて太い毛を処理できること・広範囲を効率よく処理できることなどが考えられます。
体毛の長さを調整できるバリカンやボディトリマーは、濃くて太い毛の処理もしやすく、均一に刈ることができます。
体毛が自然に薄く見えるよう処理するなら、6~10mm程度にカットしてみてください。
すね毛などは、生えている方向や長さがまちまちなので、全体のバランスを見て処理することが大切です。
広範囲を一気に照射することができる家庭用光美容器を使用するのも一手です。
カットした毛先がチクチクするのを避けるなら、毛を刈らないですむ脱色クリームを使うのも良いでしょう。
ヒートカッターは毛先を丸く処理するのでチクチクするのを避けられますが、パワーの弱いものが多い上、処理に時間がかかるのであまり広い範囲には向いていません。
男性向けの家庭用脱毛機の選び方や商品情報をこちらの記事にまとめています。
▶メンズ向け家庭用脱毛器おすすめ5選!すね毛・VIO・顔に効果ある?
体毛を薄くする、目立たなくさせるセルフケアの方法はいろいろあり、費用も100円から万単位の金額が必要なものなど幅があります。
安くて使いやすいものではすきカミソリが、数千円の予算があればバリカンやボディトリマー、毛先がチクチクするのが嫌ならヒートカッターなどがあります。
毛をカットせずに薄く見せたいのであれば、脱色クリームもあります。
それぞれの方法の特徴を知って、部位や肌質に合う方法か・予算内で購入できるかなどをチェックし、自分に向いている処理方法を選んでみてください!